第1章

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高村くんはいつも私だけにたっぷりの愛を注いでくれる。 分かってるのに…何で信じなかったのだろう あの時飛び出さなければ、真実が知れたのに… こんな怪我を負うことは無かったのに… 私だって彼を愛してる 彼無しじゃ生きていれないのに… それを受け止められないなんて悲しすぎる こんなに彼を求めてるのに 「高村くん、 私を抱いてください。 あなたが今すぐ欲しいの 苦しくてもいい 私にはあなたの愛を受けとれない方が苦しいから…。」 隣から起き上がる気配がして、目の前に薄明かりに整った顔が浮かんだ。 「夕貴、愛してる。もう、絶対離さない。」 ゆっくり顔が近づいて、温かくて柔らかいものが唇を犯していく 荒々しくて熱の籠ったキスに、彼の思いを感じて キスだけで全身の細胞が震えて彼の指が少し触れるだけで、喜びの声が漏れていた
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