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高村くんはいつも私だけにたっぷりの愛を注いでくれる。
分かってるのに…何で信じなかったのだろう
あの時飛び出さなければ、真実が知れたのに…
こんな怪我を負うことは無かったのに…
私だって彼を愛してる
彼無しじゃ生きていれないのに…
それを受け止められないなんて悲しすぎる
こんなに彼を求めてるのに
「高村くん、
私を抱いてください。
あなたが今すぐ欲しいの
苦しくてもいい
私にはあなたの愛を受けとれない方が苦しいから…。」
隣から起き上がる気配がして、目の前に薄明かりに整った顔が浮かんだ。
「夕貴、愛してる。もう、絶対離さない。」
ゆっくり顔が近づいて、温かくて柔らかいものが唇を犯していく
荒々しくて熱の籠ったキスに、彼の思いを感じて
キスだけで全身の細胞が震えて彼の指が少し触れるだけで、喜びの声が漏れていた
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