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「まだ飲む?」
ゆっくり頷くと、もう一度水を含み口が塞がれた。
ゆっくりごくっと飲み込むと体に染み込むように美味しい。
「コップから飲んでみる?」
ゆっくり頷く
持ってきてもらったコップを口に当て、傾けると口の横からだらだらと溢れるばかりで飲み込めなかった。
「コップよりこっちの方がいい?」
自分の口を指差す人に頷く。
暖かい温もりからゆっくり注がれる水が美味しいと思った。
ごくごくと飲むと。
「まだ飲む?」
頷くとまた水を注いでくれて、私が首を横に降るまで水を飲ませてくれた。
飲み終わると、抱きしめて頭を撫でながら
「また飲もうな。」
嬉しそうな声に頷いた。
この温もりは安心できる。何もかも委ねても受け止めてもらえるような安心感に、顔を埋ずめた。
ボンヤリした頭、
思い出せそうなのにどこかが塞がっているような…
さっき目覚めたとき何か思い出せた気がしたのに…
暫くして、下腹部当たりにモゾモゾした感覚に落ち着かなくなった。
出そう
モソモソする私を
不思議そうに見る人にも今度は恥ずかしくて言えない。
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