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「おお、気分を悪くさせてすまない。まあ、商人の性というものでな。ちょっかいを出すつもりは無いさ。だがクレエンでは気を付けな。そんぐらいちっちゃいならペットとして連れてくことはできるだろう。ただ貴族の目に止まれば厄介だ。」
不遜に言うグラッドをじろりと見て、礼を言っておく。商人らしく変えない顔にため息をついて視界から少し外した。
気分転換代わりに荷物から干し肉をスリクスに与える。別に自分で餌を捕れることは知っている。でもスリクスに餌をやれば和んでむしゃくしゃした気分も収まるってものだ。
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