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仕事から帰る時には、空の色は藍色になっている。
藍色になった空の下を優雅に歩いてくるのは、いつものキミ。
キレイなのは、毛並みだけじゃないんだね。
歩く姿もキレイだと分かった。
だから僕は、キミに恋したんだろうね。
キミを愛おしいとさえ思えるんだ。
キミだからそう思えたのかもしれない。
キミを見つめながらそう思っていてもキミは、僕の事なんとも思うより僕の事が怖かったのかもしれないね。
だって、僕が座ってキミを呼んだら足早に逃げたぐらいだしね。
ちょっぴり寂しかった。
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