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2.ハロー異世界
目を開けて最初に飛び込んできたのは茶髪の女の寝顔だった。
あれ?この子誰だっけ?あれ?これはあれ?事後なの?もう女は絶対に抱かないって決めてたのにやっちまった??
とりあえず起き上がると、乱れまくったシーツとベッドから放り出された掛け布団、そして横でうっすい布を纏った少女を認識した。
え、未成年?もしかして君未成年じゃない?
「いやいやでもロリはタイプじゃないしなにより顔が好みじゃなさげだし違うよね…?」
「んー?なんじゃとぉー?」
え、起きた。
「この一億人に一人しか持たない美貌を持つあたしが好みじゃないー?」
青い瞳を覗かせ、不満げに目尻を釣り上げる少女。その一般人離れした顔の良さに俺は少しだけ目を見開く。まぁ好みではないけど。
「むー、あたしは怒っちゃうぞ!!このラテラちゃんの良さがわからんとは?!!あ、でもでも、お前はあたしの優しい優しい内面を知らないんだ!あぁだからかー」
勝手に怒って勝手に納得すんなよ…。
「いやあのなんの話?」
「あたし可愛いねって話」
ウインクすんなかわいいから。
「まぁ好みじゃないけどね。とりあえずお金あげるからこのことは内密に頼むよ。あとここどこ?」
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