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「誰かいるの!?待って、今行くから!」
俺が困惑していると、どこからか女の声が聞こえた。
「っ…!!げほっ…」
返事しようと思って思い切り息吸ったらまた死にそうになった。馬鹿なのかな俺。
「そいやっ!!あ、いたいた。立てる?」
「ぇ…?」
火があったはずの右側は消火した後のようになっていた。
その向こうからこちらに寄ってくるうすいピンク色の髪をした女がいた。
髪色にもびっくりだがなによりも服が、アニメのコスプレみたいな服だ…。ハリーポ◯ター的な杖持ってるし。ここはコミケですかぁ??
「えっと、君は…」
「話は後で。とにかく今は脱出しましょう。って…あぶなっ…!?」
急にこちらに手を伸ばしてきたコスプレ女。
よくわからんけどその手を掴もうと腰を上げた瞬間、頭をバットで殴られたような感覚に襲われた。
確か陽菜乃(元カノ)の浮気相手にも同じように殴られたなぁなんて思いながら、俺はコスプレ女の腕のなかに倒れた。
「っ…!!ヒード!!」
意識が途切れる寸前、コスプレ女の杖から氷が出てきた気がしたが(エルサ的な)多分気のせいだろう。
あぁ、変な女神のせいで死んじゃったぜ。どうしよう(笑)
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