2.ハロー異世界

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「おっなかすーいたぁナポリタンーやっふーい!!」 しかしレナードの声は扉が開いた音と登場した人の声によってかき消された。 「…リビー、もう少し静かに入ってきてくれないか?お客様がびっくりするだろう?」 元気よく食堂に入ってきたのはピンク色の髪の女。 同い年か年下くらいだろうか。確か頭を殴られる直前にこの子が助けに来てくれたんだっけ…。 「お、お客様がいるの?聞いてないんだけど…って、なんだ君かぁ。目覚めたんだね、良かった」 「あ、ありがとう…。君が助けてくれたんだよね?」 「そうだよ。って言っても、倒れた君を家まで運んだだけだけどね。調子はどう?」 「いい感じっす。ありがとう、ございました」 「いーえ。死ななくて良かったわ」 女は可愛らしくにひひ、と笑う。
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