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その後、なんでも屋の仕事内容について話したりしていたら大きな袋を持ったイケメンショタくんと金髪の女がやってきた。
「遅くなってすみません…特売品が多かったのでつい…!!」
金髪女が軽く頭を下げ、レナードはそれを軽く受け流す。
「いーよいーよ。それじゃ、みんな揃ったことだし、レオくんのために自己紹介でもしようか。とりあえず僕から、改めて、私はレナード・フェルセン。よろしくね。」
レナードは青髪のイケメン。年齢は三十代後半らしいがイケメンすぎてもっと若く見える。
「私はリビー・フェルセン。好きな食べ物はティナの作るオムライス!よろしくね、レオ」
「よろしく…」
ピンク色の髪に蒼い瞳。…可愛いと美人の境目って顔をしている。
リビーは同い年らしいけど言動が15歳。レナードの娘で、魔法が使えるらしい。
「私はラテラちゃんだよー。このかわいいお顔がチャームポイントー。このかわいいお顔がね。大事なことだから二回言ったよわかったぁ?」
「うんかわいいよラテラちゃん!!」
自身の顔面に絶対的自信を持っているラテラ。全体的に色素が薄く、だが翡翠の瞳は吸い込まれそうなほど美しく輝いている。
そしてレナードに好かれているってか…溺愛されている?
「私はフェルセン家のメイド長、マーティナと申します。何か困ったことがありましたら何なりとお申し付けください」
マーティナは金髪のセミロングで年は20くらいだと思う。
ニコッと微笑む彼女はとても優しい人だろう。あとメイド服のスカートの裾を摘んでお辞儀する仕草がきれい。
「僕はラルフ・バーテンです。使用人として至らぬ点が多いとは思いますが温い目で見逃してください」
眉を下げて笑うラルフ。明るい茶髪と目にかかる前髪から覗く大きな黄色い瞳が印象的。
「あとは、今はここに居ないけどもう一人、僕の息子でリビーの弟のハーヴェイって子もいるから、仲良くしてあげてね」
以上が、フェルセン家の住人らしい。
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