1.変な女神

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「なんか具合悪そうだな。どうした、吐くか?いや、ここで吐くな。トイレ行け。この部屋出て左側にある白い扉のところだ。」 「吐かないわよっ!!ついさっき、君がやーっと私を起こしてくれたのに何も欲しないからっ!!腹減って死にそうなの!!ちなみに私が死んだらもれなく君も死ぬから!!死にたくないなら私に何か願いなさーい!!」 なるほどなるほど。腹が空いてたから機嫌が悪いし顔色も悪かったんだな。 しかし、いざ願いを言えなんていわれるとパッと思い浮かばないものだな。 「そーだな…。じゃあ俺を幸せにしてくれ」 「君が何を幸せに感じるかわかんないから無理よ。絶対に無理。」 「は?」 「他にはないの、他には」 使えなさすぎじゃないですか?絶対に無理をできるにしてくれるのが神様じゃないの?思わず声裏返っちゃったじゃないか。 「えー、じゃあ美人と結婚したい」 「私は超絶美人だよー。そんな美人な私が神様なんだから結婚してるも同然でしょ。他」 やる気ねぇだろこいつ。 普通にココア飲んで空腹しのげてるよね?温かいものは空腹感を消すみたいなこと聞いたことありますけどその話が正しかったらもう腹減ってないよねぇ??
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