1 SFはSFでもSFだから俺は今日、SFを決行する

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そして、入学式の日のHR。つまり自己紹介の時。 「雲野浮平です。今日からこのロクでもない世界を壊してくから。」 クラスがしーん。 なのに何故か担任っぽい人は微笑んだ。そして「ほう、面白いなお前。」と。 自己紹介が終わり、灰色の髪をしたその人は言う。名は各務大介(かがみだいすけ)だそうだ。担当は化学。 「まぁお前等の人生だ。好きにすりゃあいい。だからその事を次世代にも伝えてやってくれ。以上。」 察するに各務さんは自由主義だ。 「じゃ次に副担の美雪さん。」 廊下側にいる茶髪のショートヘアーの女性がいるが、あの人か? 「細川美雪(ほそかわみゆき)っす。私が教師になったのはまぁ、生活安定の為とかそんな感じです。1年間宜しくー。」 察するに彼女は安定主義だ。担当は物理。 学校が終わり、俺は家に帰る。ちなみに俺は渋谷在住(渋谷センター街近くのマンションの1階)。 家にて リビングには黒色のモビルスーツが置いてある。俺が中3の時に作ったものだ、今日以降の為に。 俺は今日、S(災厄への)F(復讐)を決行する。
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