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「これが、僕の秘密です……」
僕は前髪に指を入れてさっと分け目を変えると、右目を前面に露出させた。
カッ! という轟音と共に、封印していた右目を静かに開ける。
ギラッ! 僕は開けたばかりの右眼で姫の顔をじっと見据えた。
「姫様、どうです……?」
「ななな、何この紅い眼、超恐いんですけどどど……!」
僕の紅の右眼を見た瞬間、姫はヒザをがくりと落とし床に倒れ込むと、眼を潤ませて怯え切った表情を見せている。非常に愉快だ。
「この眼は【学至の魔眼】と申しまして、私の集中力を極限に高める代物です。これで物事の吸収力を極限まで高めて、学習するのです」
「が、ががが、【学至の魔眼】……!?」
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