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「姫様、やはりどこかお加減が悪いのでは?」
「ですから! 先程申したように、私のことはお気になさらずっ! あなたは、あなたのやるべきことをおやりになればよいのですっ!!」
先程とは比較にならない位の動揺ぶりで、姫が訴えかけてくる。まるで、何かを必死に隠しているかのようだ。
「…………………」
「な、なんです、その沈黙は!!」
「わ、わかりましたわ! こ、こうなったら、100年分でも200年分でもやり遂げて見せますわよっ!!」
「ふっ。やっと、心の準備が出来たようですね。よろしい。これより、取りかかっていただきましょう!」
*
*
*
「では、始め!!」
こうして、過去問【100年分】の熱い学力チェックが幕を開けた。
<おまけ:異能力総合学院合格への道・図解>
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