俺の魅力は無限大

4/4
前へ
/4ページ
次へ
俺は猫。ものすごくキュートだと分かるだろう。 だが、キュートは努力で磨かれるんだ。 飼い主のことだって、いつも考えている。 飼い主がテレビとかいうものを見て泣いている。 悲しいことがあったのか? そんな時は俺の出番だ。 飼い主の肩に乗り、飼い主の顔に頬擦りした。 飼い主は、俺を抱き上げて強く頬擦りしてきた。 「やーん!おひげチクチクー!クロ、可愛い!」 ふっ。女の子に涙は似合わないぜ。 君の笑顔のためなら、俺はキュートを振り撒くこともイヤじゃない。 何てたって、俺はキュートな生き物、猫だからな。 出来ることはさせてもらう。 ご褒美は缶詰めがいいな。 了
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加