エピソード3

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皿を、並べたりしながら、パンを焼いたりした。 これくらいなら、出来るし、樹が、ずっと 『桜ねぇ、どうしちゃったの?今日の天気が、崩れるのは、嫌なんだけど』ってブツブツ言ってる。 お母さんと、蘭が、樹うるさい!って言ってる。 久々に、4人で、朝食を食べた気がする。 いつも、ギリギリだったしな。 はっ!っと気がついて、お母さんに、 ねぇ、私以外に、桜って名前って前にいたの? お母さんは、さあ、詳しくは知らないけど おばあちゃまなら、わかるんじゃない? 「こんど、遊びに行きながら、聞いて来たら?」 あっ、そうだね。そうするよ。って言ったけど 父方のおばあちゃんって苦手なんだよ。 いつも、厳しそうな感じで、とっつきにくいんだよ。 笑ったことあるのかな?って感じ。 父方のおばあちゃん一条サチとおじいちゃんの一条幸之助(いちじょうこうのすけ)と叔父さんの一条慎之助(いちじょうしんのすけ)が、3人で、暮らしている。 蘭は、用があるから、行かない見たいだけど 樹は、一緒に行ってくれる見たい。 お母さんは、車で、連れて行って挨拶したら 帰るね。って言ってた。 そうだよね。一人で行くよりは、ましか?
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