3人が本棚に入れています
本棚に追加
璃子と美結が、慌てて
「桜、大丈夫?しっかりして」って、遠くから、
二人の声が聞こえるように、私は、意識を手放した。
気がつくと、天井が高くて、周りは、薬品の匂いと
独特な雰囲気で、目が覚めて、ここは、病院なのだと、わかった。
ズキってまだ頭痛がして、頭を触っていると
心配そうな顔をした、璃子と美結と、お母さんが、
来ていた。
『桜、無理して、起きなくていいから、横になってなよ。』と璃子たちが、言って
お母さんも、まだ点滴も終わってないから、寝てなさい。って言われた。
璃子たちに、買い物の途中で、ごめんね。って謝って、お母さんも謝っていた。
璃子たちは、気にしなくていいよ。私たち、時間だから帰るね。また連絡するね。って、お母さんに、
軽く会釈して、帰っていた。
お母さんが、桜起きてて大丈夫なの?
まだ具合が良くないなら、横になってなさい。って
私を、寝かせて、家に電話をかけてくるからと
病室を出て行った。
小さい頃から、喘息があって
入退院を繰り返してて、しばらく体調が良くて
油断していたら、また体調崩してしまった。
特に、季節の変わり目と、気温差で体調が悪くなってしまう。
この時期は、特に体調が、不安定になるんだよな。
最初のコメントを投稿しよう!