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私にお任せください。お二人の門出を祝福してみせます。
「遠藤さん本当に大丈夫なんでしょうか。このまま結婚式が台無しになってしまったらどうしたらいいんだ。地元の議員さんだって来てくれてるんだぞ・・・最悪だ」
ブライダルコーディネーターたちだけではなくホールスタッフにも動揺が走り始めていた。
「もうすぐ彼女が到着しますから。任せましょう」
「園立さんっていう司会者ですか。エンタツなんて縁起の悪い名前だな」
「彼女はどんな結婚式も祝福に導くプロフェッショナルです」
一流ホテルのマネージャーである遠藤の完璧な笑顔に新郎は一瞬見とれたようだった。
「君たちも持ち場につきたまえ」
ブライダルコーディネーターたちが自分の仕事を思い出しあわただしく動き始めた。
駆け出していく彼女たちの合間から、黒いパンツスーツの女性が、突然現れた。
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