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彼女は、しばらく、唖然と俺を見つめていた。
「俺と君は、前世で、恋人同志だったんだ…。
俺達は、愛し合ってたけど…君は、親同志で決めた許嫁がいて、
その男と結婚することになって、
俺も、その後に、別の女と結婚することになって、来世で、出逢えたら、絶対に、幸せになろうな!!
って誓い合ったんだけど…覚えてない…よな…。」
俺は、すごく真面目な顔をして言った。
そしたら、彼女は、クスッと笑った。
「先生…。
そうやって、他の女の人も声かけてるんじゃないの?」
彼女は、笑いながら、言った。
俺は、彼女の言葉に、少し切なくなりながら、スーツの胸ポケットの中から写真を取り出した。
「これが、前世の俺と君だよ…。」
俺は、そう言って、写真を彼女に見せた。
彼女は、この写真を見て、俺のように、全てを思い出してくれるのか、すごく気になった。
「えっ…?
これ…私!?」
彼女は、写真を見て、ビックリして、目を丸くしながら、俺を見つめた。
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