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マリアにぶつかったのは、兵士になる為の修行をするカールという青年だった。
「あっ…悪い…。」
カールは、そう言って、路上に落ちた花を広い集めた。
カールは、花を、全部、拾い集めると、マリアに渡して、優しく微笑んだ。
「悪かった…。
君…怪我はない?」
マリアは、カールの笑みに、心を奪われ、じっと、カールを見つめていた。
「おい…大丈夫か?」
カールは、そう言うと、マリアの顔を覗き込んだ。
「あっ…ごっ…ごめんなさい。大丈夫です!!」
マリアは、そう言うと、顔を赤くして、うつむいた。
「そうか…。
なら良かった。」
カールは、そう言って、また微笑んだ。
「あっ…あの…お花、拾ってくれて…ありがとう!!」
マリアは、そう言って、微笑んだ。
カールも、また、マリアの笑みに、心を奪われ、じっと、マリアを見つめた。
「「あの…!!」」
2人は、同時に話かけた。
「何ですか?」
マリアが聞くと、カールは、恥ずかしそうに、頭を掻いた。
「あの…君の名前は…?」
カールが聞くと、マリアは、嬉しそうに笑った。
「あっ…私も…名前を聞こうと思っていたの…。
私は、マリア…マリア・アンダーソンよ。
あなたは?」
マリアが、そう言うと、カールは、驚いた表情をした。
「…マリア・アンダーソンって…君…もしかして…王室のお姫様…?」
カールは、 そう言って、マリアの顔をのぞきこんだ。
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