第一話 神崎若葉 キグジョ誕生!

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◇◇  一〇分後――  あれほど「断固拒否」の姿勢を崩さなかった私だが、結局はパパたちの情熱に押されて、りゅっしーになることを引き受けることになる。  ただ、この時は嫌で嫌で仕方なかった。  だから、心の中は分厚くて黒い雲に覆われていたの。  でも、私の青春は確かに始まっていたのよ。  だって、この時の私には信じられないかもしれないけど、今日は素晴らしい一日になるんだから――
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