合宿、始まる

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 風呂に2人で浸かり、俺は英さんを意識しだした。  「先に洗わせてもらいますね」と断り、俺は身体を洗い出した。  すると、英さんも出てきては俺の背中を洗ってきた。  ん…。英さん…、貴方の手は、どこを触ってるの、かな?  「あ! …や、やめっ」  俺は近くにあった桶を掴み、英さんに向かって湯をかけた。  かけたつもりだったのに、お湯は俺の身体に付いていた石鹸の泡を消していた。  「あ… あ… あ…」  瑛さんの手は、俺の大事な所を優しげに握ってるが、手をスライドさせてる。  「ふ… う… っ…。あ…、ひか、り、さ…、んっ」  その英さんは言ってきた。  「お前、尻が動いてるな。固くなってきてるし、1回ヌクか」  なに、何を言ってるのか、分からないっ…  「あうっ… あ、ああああっ!」  何かが弾けた、何が、どうなったのだろう。  俺は、自分の身体がふわふわとしてるのを感じていた。  気がつくと、俺はベッドに横たわっていた。  隣には英さん。  俺の視線を感じ取ったのか目を開けてくる。  「祝わないとな」  「誕生日おめでとうございます」  「そうじゃないよ。童貞卒業おめでとう、だよ」  「え…、 ど、どーてい」  「そう、その初めてを、俺は貰ったのだからな。喘ぎ声、色っぽかったよ」 と、ウインクしてくる英さんにときめいた。  「次は、優しくしてやるよ。でも、最後までヤってないのだから、どこも違和感ないはずだ。違うか?」  「そういえば…、そうだね」
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