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「悪かったって!」
中庭にでて頭を下げる友達...。中沢賢人を僕は
どう罵倒しようか考えたけど少し考えてやめた。
「まぁ...別にもういいや。どうぜ自分から言う
勇気なんて無かったし。
今さらだけどむしろ言ってもらって良かったかもし
れない。これで諦めがつくし。」
「諦めって...。まだ返事聞いてないのに?」
「反応からモロバレ。だからそれを言われる前に
逃げてきたって訳。意気地なしだよ僕は。」
あの時はっきり断られてでもいたらしばらく立ち
直れないと分かっていた。
でも良かった。
これでようやく無謀な恋を諦められたのだ。
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