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「桃子先生は好きだけど、部活は入らないわよ」
私は立ち上がった。
「私、勉強があるの。この学校から東大に現役合格するためには、毎日、塾に行くしかないの。遊んでいる暇はないのよ」
「そこを何とか」
メグが例の人好きする笑顔で懇願してきた。
「この部活、今4人しかいないのよ。部員が5人以下になると廃部にされちゃうの。森舘さんが入ってくれたら、部活として存続できるのよ」
「私からもお願い」
えり部長も言った。
「あなたが入ってくれないと、この教室も壊されちゃうのよ」
「ここが壊される?」
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