3杯め◆エマ様、アフタヌーンティー部にご入部

16/17
前へ
/95ページ
次へ
「桃子先生は好きだけど、部活は入らないわよ」 私は立ち上がった。 「私、勉強があるの。この学校から東大に現役合格するためには、毎日、塾に行くしかないの。遊んでいる暇はないのよ」 「そこを何とか」 メグが例の人好きする笑顔で懇願してきた。 「この部活、今4人しかいないのよ。部員が5人以下になると廃部にされちゃうの。森舘さんが入ってくれたら、部活として存続できるのよ」 「私からもお願い」 えり部長も言った。 「あなたが入ってくれないと、この教室も壊されちゃうのよ」 「ここが壊される?」
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加