7.お前を抱いて異世界へ

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まあ、異世界じゃスマホは役に立たないけどさ。 オプションとしては悪くない能力だけど、もうちょっとかっこいいスキルが欲しかった。 そうはいっても気象予測の使用頻度は高そうだ。 天気は気になるもんね。 一応ゴミスキルではないと考えよう。 あ~時間操作とかしてみてぇ!!  生産系や回復系の魔法だって欲しい。 だが慌てることはない。 クララとは6日に一度召喚をすることで契約してある。 本当はそれ以上の頻度で召喚できるようなのだが、彼女も戦闘などで魔力を必要とするから、MP残量は余裕を持たせておきたいそうだ。 それでも6日に一つの割合でスキルが増えていくのだ。 そのうちレアスキルを引き当てることもできるだろう。  さっきまで深夜の3時という時間帯にいた。 興奮で目は覚めているが、このままあちらの世界へ行ったら寝不足になってしまう。 予定通り少し仮眠しておくか。 空間収納から断熱マットと寝袋を出して床の上に敷いていく。 断熱マットを敷いておけば石造りの床でも体温は奪われない。 このマットと寝袋は狭間の部屋に据え付けるために持ってきた。 他にも雑誌や漫画、お菓子も置いていく予定だ。 今後は何回もこの部屋でこんな時間調整をすることになるだろう。     
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