120.パルプフィクション

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クララ様も呆然と答えていた。 「こちらゲイリー。入り口の安全は確保した。後続を突入させてくれ。え? 早すぎる? だってアキトがやっつけちゃったんだもん……」 ゲイリーが魔信で連絡を取っている。 「えーと……ロゼッタさんは神聖魔法でホールに結界を。クララ様は奥の通路を氷で封鎖しておくのはいかがですか?」 物足りなさそうな二人に仕事を振ってみた。 「そうだな……そうしておくか」 「ええ……それも……仕事ですわね」 二人はいそいそと動き出した。 やることがあるだけまだましだ。 俺なんて本当に役立たず状態だ。 とにかくみんなポカーンとしていた。
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