後日談 挑戦状

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 私は、ウインドウを消した。  恋人としてのラサ君が、アイリさんを抱きしめてるのが‥‥妬けちゃったみたいだわ。 -  いよいよ、全員揃って、赤い彗星AIとの戦いに望む。 「ラサ君、絶対に死なないでね?」  囁き。  頷いて、笑顔で親指を立てるラサ君。 「御武運を」  アイリさんの、いつもの送り出しの言葉に三人がスライダーに飛び込む。  ウインドウのラサ君の変身シーンに、トキメいてしまったわ。  三人が着座、カタパルトの方位角度を操作。 「オールグリーン。ラーさん、いつでもいけるよ!」 「アーマード超合金Sジェネラル・ギガラーサーMkⅣ、発進!」 「「「くっ‥‥」」」  歯を食いしばってGに耐える三人。  予備パックはグランマ攻略戦と同じく弾薬多め。 「ラーサーウイングON!」  ウイングを開いたアーマード超合金Sジェネラル・ギガラーサーMkⅣは、ぐんぐん上昇、大気圏へ。 「大気圏突破ブースター点火!」  無事、大気圏突破。  ラサ君には一筋の汗。 「大気圏突破ブースター・パージ!」  燃料を使い切ったブースターを切り離す。  大気圏へと落ちていき、燃え尽きる。 「敵機捕捉、接近してきます!」 「待っていたぞ、新たなる我が宿敵よ」 「そら光栄やな。アーマード超合金Sジェネラル・ギガラーサーMkⅣ、此処に在り!」  決めポーズ!  早速、無線操縦の高速砲台6機を出して、ビーム攻撃を仕掛けてくる。 「いでよ[深紅の風クリムゾンウインド]!」 「[深紅の風クリムゾンウインド]起動しますわ」  アイリさんが念じると、アーマード超合金Sジェネラル・ギガラーサーMkⅣサイズの10メートル化した(クリムゾンガード)と一体化した(クリムゾンウインド)が左手に現れる。 「砲台と敵機ロックオン、フルオープンファイヤー!」 「やっぱ機動力が段違いやな‥‥」  砲台は三機撃墜するも、敵機へのダメージは無い。  更に大型ビームライフルが左膝を貫き、切断。  誘爆を防ぐ爆発装甲が自動的に、それ以上のダメージを打ち消す。 「ダメージ19%、弾薬装填完了」  手早いラミちゃん。 「フルオープンファイヤー!」 「これ以上、無駄死にはさせん」
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