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「装甲補修パック使用‥‥ラーサーウイングON。剣気1%‥‥」
とめどなく流れる涙と涙声、装甲補修で穴を塞ぎウイングを開いて大気圏を突破する。
「ラミ‥‥様」
「ラミちゃん‥‥」
誰もが涙を流している‥‥。
「姉貴いぃぃぃーっ!」
ラサ君の叫び。
「輸送機出動‥‥」
私も止まらない涙で視界がぼやけるも、アーマード超合金Sジェネラル・ギガラーサーMkⅣを受け止める手配を操作‥‥。
アイリさんの存在も限界まで薄れて倒れ、ラサ君とマナミちゃんも意識不明。
「こんな事って‥‥」
ラサ君はICUへ、マナミちゃんもメディカルルームでメディカルロボットに介抱されている。
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天童家には、直接向かい、ラミちゃんの死を御両親に伝えた。
涙ながらに罵られた。
当然の事‥‥受け止める義務が、私にはある。
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ラサ君は左腕の半分をサイボーグ化した。
マナミちゃんとアイリさんが快復してから、一週間後にラサ君も意識を取り戻した。
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ラミちゃんの葬儀は、それから行われた。
私も参列を許された。
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ラサ君は、私の胸で涙が尽きるまで泣いた。
それから、ラサ君は涙を見せる事は無くなった。
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