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episode1 不思議な空間で。
はぁ…またか…
僕、暗狩 病人はそんな事を
リンチされている際考えていた
人間不思議なもので長年ボコスカやられていると
痛みの感覚がなくなって来るのだ
つまり体の感覚をシャットアウトして
思考回路にリソースを回している感じ
もっと簡単に言うと
偽物の自分と本物の自分が
同じ体で生活しているとする
殴られれば痛みは偽物に流れ
本物である自分に痛みは来ない
偽物が痛みに苦しんでいる間
本物の自分はどうでもいいことを考えられる訳だ
とは言って正直リンチされんのはウザい…
思考は自由だが体は自由じゃない
これじゃ新しく買った本を読めもしない…
「今日はこれぐらいでいいか」
「は～スッキリした」
「お前ホンットサウンドバッグの才能あるぜ」
そんな事を喚きながら僕をリンチしていた連中が
失せて行く
はぁ…やっと終わったこれで本の続きが読める
そう思い僕は立ち上がろうとしたが立てない
どうやら遮断されているとは言えそれは脳の話
体にはダメージがあったようで一時的に
麻痺ったらしい
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