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シャワーを浴びた後、蓮は念入りにスキンケアをしてベッドに潜り込んだ。
ああ、どうしよう。
明日のことを考えると、ニヤニヤして寝れないよ。
でも、寝ないと、朝は慶太郎を起こさないと。
蓮は寝返りを打った。
しばらくして、もう一度寝返りを打った。
ベッドの中でゴロゴロと寝返りを打ち続けた。
一生懸命目をつぶっても、今日一日起こった出来事が、慶太郎のキスが、走馬灯のようにまぶたの裏に浮かんでは消えて、また浮かぶ。
蓮は、ベッドの中で深呼吸を何度も繰り返した。
たった一つの、不変の事実。
それだけを頭にイメージすることにした。
そのうち、いつの間にか。
蓮は幸せな眠りに落ちていた。
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