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薄暗い部屋の中、センチェルスはリーヴァをベッドに下ろし、ウィードをソファーに寝かせると白衣と毛布をかけ寒くないようにする。
「さて、リーヴァ。始めましょうか。ですがその前に、見せて頂きますよ。貴方が毎夜毎夜私に隠れてどのように慰めていたのか」
「えっ……」
「わかりませんでした? もう一度、ちゃんと言わなくてはだめですね。……リーヴァ。命令です。私の前でいつものように自慰なさい」
「いつも、通りに……ですか……?」
「はい。いつも通りにして見せてください。貴方が私の名を呼びながらどのように乱れてくれるのか興味があります」
「……はい……」
センチェルスに言われリーヴァは言われるがまま彼の前で自分の身体を弄り始める。
服を捲りあげ、その裾を加えると乳首を弄りながら反り上がってくるソレを撫でるように弄り出す。
次第に座っていられなくなったリーヴァは横になり手を下着の中に入れると直に弄りながらよがり、センチェルスの名前を呼び始める。
センチェルスはそれを興味深そうに見ているだけで何も手を出さず、ただ興味深そうに見ていて。
「あっ…ん、や、ぁっ…せ、んちぇ、るすさまぁ…や、らぁっ…」
「私は何もしてませんよ。それでリーヴァ? 私に自分の自慰姿を見られてどんな気分ですか?」
「ん、あっ…は、ぁっ、き、もちぃ、ですっ…せん…ちぇるす…さまぁっ…」
「気持ちいいですか。よかったですね。一人でそれだけ気持ちよくなれるなら私としなくていいいいんじゃないんですか?」
「い、いやっ……! センチェルス様とセックス、したいです……っ!」
「はいはい。わかりましたから。じゃあちゃんと入れられるように準備、してくださいね?」
「は、はいっ……!」
嬉しそうに笑ってリーヴァは自慰を続け、センチェルスがすぐに入れられるようにその蕾を自らの指で解していく。
だらしなく喘ぎながら早くセンチェルス様に相手をしてもらいたいと願いながら。
その姿を見ていたセンチェルスはそろそろですかね、と自慰を続けるリーヴァの頬にキスをしその身を抱いた。
センチェルスが触れる場所一つ一つに敏感に反応を示すリーヴァは抑えることなく啼き続け、もっととセンチェルスを求める。
その姿はいつものリーヴァとは違いただ愛しい者に抱かれる女のようで。
この子はこんな顔も出来るのかと思いながらセンチェルスはリーヴァに求められるがまま、その身を犯した。
「あ、っ…あぁ、! せ、んちぇ、るすさまぁ…っ! そ、こ…っ、あぁっ!!」
「ここが、いいんですね? リーヴァ」
「んっ、あぁ…! や、っ、お、く…ばっか…っ、あ、んっ…、い、イッちゃい…ます、っ!」
「いいですよ、イきいなさい」
水音を立て、彼の奥を突くとリーヴァは身体を仰け反らせて達してしまい、そのまま気を失ってしまう。
一通り行為が終わり幸せそうに笑みを浮かべながら眠るリーヴァを見て、こんなに幸せそうに笑うならいいのかと苦笑する。
父親に無理矢理に組み敷かれて以来こういった行為を避けてきたのに自分からこうして抱いてしまう日が来るとは思っていたかったようで。
眠るリーヴァの額にキスをするとソファーの方でもぞもぞと動く音が聞こえてくる。
まさかとため息をつきながらベッドを出るとソファーで眠っていたはずのウィードの元へ歩み寄って行く。
「どこから起きてたんですか? ウィード?」
「お、俺……! 何も聞いてない! 何も見てないから! センチェルスがリーヴァのことぎゅってして、リーヴァが女の人みたいな声出してたなんて聞いてないし見てないから!」
「あー……そこからですか。子どもの貴方には少々刺激が強かったですかね?」
「い、いいから服……!! これ……!」
いきなり声をかけられ慌てたウィードはかけられていたセンチェルスの白衣を持ち主に投げつけ毛布の中に包まってしまう。
初心ですねと微笑ましく見ながら投げつけられた白衣を羽織るとこれでいいですか?と彼が包まった毛布を取り去ってしまう。
なにすんの!と怒ったウィードはセンチェルスを見上げるや否や言葉を失ったようにぼーっと彼の身体を見ていて。
「なんですか? 人の身体ジロジロ見て。なんですか? まさか貴方もしたいんですか?」
「な、何言ってんのッ!? ただ、その……綺麗、だなって……」
「きれい? この傷だらけの身体が? 奇妙な感性の持ち主ですね?貴方。この身体のどこがきれいだと言うんですか?」
「よ、よくわかんないけど……! それに、傷だらけなのは俺も一緒だし! も、もういいでしょ! 俺もう寝るから……! 毛布返してよ……!」
「はいはい。あ、そういえば、左目は如何ですか? 視神経は繋げたので見えるとは思いますが」
「え? あ、うん。見えるよ。ただ……」
「ただ?」
「んー……また明日起きたら話す! おやすみ!」
そう言ってウィードはセンチェルスから毛布をひったくるとそのまま包まり眠ってしまった。
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