ここから「晴翔」

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ピンク色の雪が降る中 僕はお母さんと手を繋いで歩いていた。 小さな子供とお母さんやお父さんばかり歩いている。 校門が見えて来た。 その横には『入学式』と書いてあり、たくさんの人がそこで写真を撮っていた。 「晴翔、あの入学式って書いてある看板で写真を撮るから、少し人が減るまであっちの木の影の方にいようか。」 僕はお母さんにそう言われ、お母さんとお父さんと一緒に木の影の方に行った。 そこで僕達は出会った。 そこには先客がいて、それが涼だった。 「あ。こんにちは。 ここお邪魔します。」 お母さんがそう良い隣にしゃがんだ。 俺はお母さんと手を繋いでいたが、目の前の男の子と遊びたくて手を離した。 「ねえ! こんにちは! 僕と遊ばない? 僕の名前は晴翔!」 最初は涼もビクビクしてたが、僕が話しかけた途端、涼もお母さんのとこを離れて僕の近くによって来た。 「僕は、涼。 よろしく。」 「うん! 何して遊ぶ? あ!桜の花びらいっぱい集めてみよう!」 涼は緊張してたのか、もともとクールなのかはわからないが、 ニコッとしていたので多分もともとクールなのだろう。
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