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「ふぁぁーー…………、さ! 起きよ」
あ! またソファーで寝ちゃったわ。
あれ? でも、毛布が掛けられている。
娘が掛けてくれたのかな? 掛けてくれるぐらいなら起こしてくれればよいのに。
ま、いいか。
顔を洗って「今宵もまめたと…」書かなくちゃ。
ソファーから身を起こして洗面所へ。
洗面所には風呂上がりの娘がいた。
「あら? 早いのね」
「違うよ。
さっき帰って来た所だけど、寝る前にお風呂に入りたくなったから入浴していたの。
あ! そうそう、お母さん、こじろうとまめたに愛されているね」
「なあに?」
「帰って来たとき居間を覗いたらお母さんがソファーで寝ていたのだけど、こじろうとまめたが一生懸命お母さんに毛布を掛けようと頑張っていたの。
それを見たのと、お母さんが気持ち良さそうに寝ていたから起こさなかった」
「え!?こじろうとまめたが」
「うん、ふぁぁーー、眠、じゃ、私は寝るね、おやすみなさい」
顔を洗い、居間に戻る。
こじろうとまめたが近寄って来た。
床に腰を下ろし、こじろうとまめたに礼を言う。
「毛布、ありがとう」
「ワンワンワンワン(お誕生日おめでとう。お母さん)」
「ワンワンワンワンキャンキャンキャンキャンキューン(お母さん、お誕生日おめでとう。誕生日のケーキはショートケーキにしてください。お母さんがケーキで僕がイチゴを頂きますから)」
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