奇妙な同居生活

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「ここでいいよな?」 リビングに入った俺は、部屋の隅に新聞紙を広げたところに鳥かごを置いた。 「エサはまだ入ってるな。水のボトルも大丈夫! んー、特にすることねーな。 ピーちゃん、2日だけだけど同居生活よろしくな」 俺は手持ちぶさたになった。 しょうがないのでテレビの電源を入れて一人用のソファに座る。 テレビでは、複数女性が行方不明になった事件やや動物園のパンダに関する夕方のニュースが流れていた。 「・・・・・・メシの準備でもするか」 立ち上がって俺は玄関横に台所向かった。 ◇◆◇◆◇ 「ーーーーごちそうさんでした」 晩めしを終えた俺は両手を合わせた。 「ふぅー、インコと戯れるか」 ピーちゃんに近づいて話しかける。 「ピーちゃん、元気?」 『ゲンキ!ゲンキ!』 「おお、繰り返した!ーーーーおはよう!」 『オハヨウ!オハヨウ!』 「すげ、他になに言わせようかなぁ」 俺が次の言葉を考えていると、ピーちゃんが喋り出した。
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