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思い出の日
「今日は雨だから、織姫と彦星は会えないね。」
と、私が言うと
「そんなことないよ。雲の上はきっと天気がよくて、満点の星空のしたで二人はあってるよ。」
と、彼。
「…会いたくない人には毎日会わなきゃダメなのに、会いたい人に会えないってなんでだろうね。」
会えなくなって5年が経った、忘れもしない七夕の夜。
付き合ってる訳じゃない。連絡をとらないときもあった。
でも、あの時はお互いに思い合えていた気がする。
会いたい。私も。
七夕が来る度思い出す。
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