わたしは迷子の子猫

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 わたしは名もなき小さな子猫である。  お母さんと昨日までずっと一緒にいたのに気づいたらはぐれてしまいひとりぼっち。  どうしたらいいの? お母さんは何処に行っちゃたの? わたしお腹が空いたよ。  お腹が空いたよ~  ミャ~ミャ~泣いても誰も助けてくれない。  あら。前方に何かが転がっている。  色は茶色。  あ、あれはパンかも。  喜び勇んで近づいてみる。やっぱりパンだ! ふっくらとしていてとても美味しそうだ。  
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