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ちなみにこの余剰パワ-を処理できないと現世に居られるのは僅か五分間。
敵が余剰パワーを処理できず倒れているウェルトカイザーを見ながら「これはもしや」と呟いて一章は終わる。
二章ではまず最初に紫からプレゼントとしておそろいのペンダントが送られる。
余剰パワーを処理するためにブーツのようにして履くと有り余る余剰パワーを使って機動力を底上げし、グローブのようにはめれば攻撃力を底上げしてリーチを1メートルほど伸ばす物を開発した。
開発に掛かった時間はウェルトカイザーの脚部改造も含めると二ヶ月も掛けてやっと完成した。
その間に敵はウェルトカイザーのスペックを計るために素早い機体、硬い機体、攻撃力が高い機体を開発していたので、前述のウェルトカイザーの強化パーツの完成から一週間遅れてから出現し始めた。これほどまでに遅れたのは三機も作っていたからではなく、ギアチェンジのように少しずつ上がっていくスペックの仕組みとデザインを共存させる事が難しかったから。
一番最初に出現したメカはウェルトカイザーの二倍の大きさはある巨大な鳥型のメカ、両翼にはサイドスラスターが、臀部にスラスターが付いており、小回りとスピードを両立した機体に素早さを完全に分析された後、最大出力を出され苦戦するが、緊急回避をすると一秒間だけサイドスラスターが使用不可になると言う弱点を魁たちに突かれ破壊される。
次に来たのは全長がウェルトカイザーと同じくらいの大きさの人型メカ。
拳で殴ることを主な戦闘スタイルとし、最大威力の拳一発がウェルトカイザーの中でももっとも強度が高いコックピットに当たると座席がむき出しになる強さ。
拳を繰り出す速さだけだと鳥型にも劣ってはいない。
その拳の速さに避けきれず何度か当たると、ウェルトカイザーの破壊具合から直ぐに敵機が攻撃に特化した機体だと言う事に気づき、一発の攻撃力の高さから短期決戦型だと判断した。
その事から装甲はそこまで厚くないと判断し、敵機の攻撃に当たり、破壊されながらも拳に全エネルギーを溜めて殴り撃破。
最後に来たのは亀型のメカ、甲羅が開くと中に煙突状の機械があり、それが周りの空気の密度と圧力を上げて玉鋼なんて比にもならないほどの防御力を生み出し、ウェルトカイザーを苦しめる。
口の中にも大砲が格納されており、他にも密度と圧力を操ることの応用で空気の槍を生成し戦う。
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