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ラスキン「合流地点を設定した。一三〇〇、アライズヒル1階。往復切符だ」
ラスキンが事務机越しに封筒をスライドさせ、ジャックが受け取る。
ラスキン「これも忘れるな」
続けてディスクケースを机の上に滑らせ、寄越す。
ジャック「これは?」
ラスキン「察しろというのも酷だが、仕事だよ」
○北リネージュ・アライズヒル
腕時計で一三〇〇近いのを確かめたジャック、みすぼらしい三階建てのホテルに入る。
ジャック、フロント台に紙幣をいくらか置く。
フロントで新聞を読んでいた主人(43)が間髪入れず部屋の札付きキーを置く。
ジャック、キーを掠め取る。
主人、紙幣を掠め取る。
ジャック、廊下の奥へ。突き当りで立ち止まり、裏口の鍵を開ける。
○北リネージュ・裏通り
兵士A「まだ見つからんのか!」
兵士B「近くにいるのは間違いないかと」
兵士A「虱潰しだ!」
立て看板の脇で息をひそめるマクバード。
目の前をマンハンターが過ぎ去ったのを合図に、通りを一気に横断する。
狭い路地に駆け込み、ドアを開ける。
○北リネージュ・アライズヒル
裏口から入ったマクバード、人影に驚いて構える。
マクバード「!」
ジャック「落ち着け」
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