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ベッドの枕元に部屋のキーを置く。ロッカーから北の兵士の制服と制帽を出して身につける。
最後に天井の銃痕を見上げるが、制帽を目深に被り直す。
持参したキャップ火薬銃を無造作に壁へ向けて撃ち、部屋を出る。
主人「やれやれ」
破裂音を聞いた主人、マスターキーを持って立ち上がる。
ジャック、裏口から出る。
兵士の怒声と反対方向へ堂々とした足取りで歩き去る。
○シャワー室
ジャック、冷たいシャワーを浴びている。
鏡越しに淀んだ自分の目を見る。
○狭いホテルの一室・昼
地味な私服に着替えたジャック。眼鏡をかけ、キャップを被る。
手提げバッグを持って部屋を出る。
○北リネージュ表通り・昼
寒々しい灰色の街。まばらだが人通りが復活している。人々は下を見て歩く。
兵士がうろついている。マンハンターは道の端々に鎮座している。
ジャック、風景に目もくれず駅へ歩く。
○北リネージュ・地下鉄駅・昼
兵士と番犬とマンハンターが囲む駅の入り口。
ジャック、検閲官にパスポートと切符を渡す。
検閲官、パスポートとジャックを見比べたあと、無言でジャックを通す。
○上空からの俯瞰・夕方
地下鉄は北の駅から壁の下を通過して南の駅へ
○電車内
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