我が愛しのマーくん

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マーくんは小さい頃、"みにくいアヒルの子"の絵本が大好きだった。 ご存知の通り、みにくいアヒルの子は、仲間と容姿が違うことで苛められて育つけれど、実はアヒルではなくて白鳥だったという話。 何度も何度も、読んでとせがんだ。 真剣な顔でじっと話を聞いて、最後には笑顔。 絵本の読み聞かせは毎晩していたし、素話もたくさんしてきた。 今でも、就寝時には必ず"お話タイム"を設けて、読み聞かせ等をしている。 でも、"みにくいアヒルの子"ほど、マーくんが好んだ話は他に無い。 そして、急に熱が冷めた話も。
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