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源次郎はよくわからなかったが雛が嬉しそうなので何も聞かなかった。
大樹が源次郎を離れ、宙に浮かび上がって雛を見た。
「雛ちゃん、どうして小さい子になったの?」
大樹の言葉に雛はひたすら照れた。
「大きなお姉さんが泣いてたらはすかしいじゃない…
だからとっさに、ね…」
源次郎が大声で笑った。
「さあ、オレたちの出会いの場所に行ってみようか」
雛は頷き、源次郎と雛は合体して形容できない五メートルほどの巨人に変身した。
そして大樹を手のひらに乗せ、大空に向け飛び上がった。
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