いつもの。

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「あれ?千人?一万人だっけ? まあそれはともかくおめでとうございまーす! ラッキーですね!ツキまくりッスよ! あ、死んじゃってるからラッキーも無いですね なーんてHAHAHAジョークジョーク天界ジョークなんつって!」 困惑する自分を尻目に 天使(?)は言葉を立て続けに話していく 「転生、異世界、これほど心が踊る展開がありますか?いやない! …今いつものだと思いました? ちっちっち。違うんだな~これが。 なんと神・界・直・々のサポート付き! おいおい~楽勝のやりたい放題ですぜ大将!ニクいなこのこの~!」 「…ってどうしましたー?そんなカバが欠伸をした感じみたいに口をぽかーんとさせて…っはっ!もしや起きがけで思考がまだ定まってない!?低血圧ですか!?朝ご飯食べようぜ少年!グッモーニン!起床の時間ッスよ!星空だけど!」 「うるせえな!?起きてるよ!?」 「なーんだ起きてたんスか、ではでは転生の準備はよろしいですね!ハンカチ持ちましたか!歯は磨きましたか!バナナはおやつに入りません!」 「待て待て待て待て!勝手に進めるな!」 彼女の捲し立てるように進んで行く話に面を食らっていたが これ以上何かおかしなことが起こってしまう前に 慌てて天使(仮)を静止させる 「えぇー何スかー? もしかして更にお力をご所望ッスか?いやー大将、欲しがり屋さんですね~参っちゃいますな!」 「まだ何も言ってねえよ!つか大将ってなんだ大将って! 新手の押し売りかあんた!?」
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