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学生時代、そんなに親しくなかったのに不思議だった。
傍らにいた、店長の顔が私に近づいて来た。私はハッと我に返った。
「悔しいけど、あんたってどこか人を引き付けるオーラがあるねんなぁ」
「オーラですか……」
それもまた、分からない。しかも何も悔しがる必要はないと思う。店長の方が大人の色気さがたっぷりある、美人なのだから。
このブログを見て、佐々木さんはあの不倫の彼と別れたのだと分かり、ホッとした。幸せに今は恋をして、学校に行って頑張っているのだ、と。普通に大学生らしい青春を送っているようだ。
そういえば、店長はその後吹っ切れたのだろうか。
プライベートの事なので聞けはしないけれど、キビキビと動き回る様子を見ると多分、大丈夫なのだろうと、予想した。
「ねぇ、岡田さん」
沢野さんが話しかけてきた。
「あ、はい、何です?」
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