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英さんと無事に合流して、お姉ちゃんの事を話したら、苦笑された。
「でも、強力な助っ人だな」
「そうでしょ。最初は分からなかったのだけどね」
「で、携帯は?」
「あ、家に置いてきた。で、これはお姉ちゃんのを借りたんだ。お姉ちゃんはね、会社から配給されたのがあるから使っていいよ。って」
1年ぶりに、英さんのマンションへ。
昼間から、早速やった。分からない箇所を教えてもらい、その後、夕食タイムにプレゼントを渡した。英さんから、1ヶ月遅れだけど…、と言われ、誕生日プレゼントを貰った。
「え…。俺に?ありがとうございます」
開けてみると、シャープペンとボールペンのセットだった。
とても値が張るような感じの物だ。
「高かったでしょ?」
「思ったより安かったよ。それより、こっちの方が高かったのでは?」
「それは手作りです」
「え?」
「そういった分野は、好きなんです」
「器用なんだな…。嬉しいな、ありがとう。」
「お金は材料費だけなんで、それに…、嫌いなのは勉強なんだけどね…」
「じゃ、今夜も徹夜で勉強するか」
「ええー。昼間もしたのにぃ…。あ、身体の勉強ならしたいです」
英さんは、嬉しそうにペンダントを首に掛けてる。それを見ると、とっても嬉しくなってきた。英さんはキスをしてきた。
「ひ、ひか・り、さっ…」
「ベッドとソファ、どっちが良い?」
俺は真っ赤になった顔を見られるのが恥ずかしく、英さんの首に腕を巻き付けて言っていた。
「ベッドが良い」
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