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「あの……皆の前とは、言いません。
2人きりの時だけでも話してくれませんか?」
私は、必死に想いを伝えた。
心臓は、飛び出しそうになるぐらいドキドキと
高鳴っていた。
ダメだろうか?
すると伊藤先生は、頭をかきながら
「ったく仕方があらへんな。
まぁ、もうバレてるし、しゃーないか」
そう言ってくれた。
あ、関西弁!?
先生の関西弁は、普段のぶっきらぼうで
クールな印象と違い。
少し砕けた感じで親しみやすかった。
「あの……もっと喋って下さい!!」
さらに胸がドキドキと高鳴りだす。
イメージとは、違うギャップが
私の中では、新鮮で凄くドキドキする。
「喋れって言われてもなぁ……何を
喋ればええねん?」
えっ?えっと……。
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