あらすじ

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サクラの乗る移民船が惑星アルタイルを発見する 同じ頃、アルタイル側も接近する移民船を確認し、どう対処するか考えていた 星の意思「ユグドラシル」からは何の反応もなく、アルタイルの各国代表達は、まずは内部への偵察という結論になり、瞬間移動の能力を持つエドワルドが船への潜入を試みることになる 彼は船内をくまなくチェックし、また多くの人から情報を聞き出していた その最中、彼は艶やかな黒髪の少女、サクラと出逢った 船内調査の結果、エドワルドは侵略目的ではないようだ、との報告をアルタイル代表達へ報告した しかし、星の意思であるユグドラシルからはまだ何の答えも得られないまま、幾日が過ぎたある日、一部のイグドラ側の人間により移民船は攻撃を受ける 攻撃に気づいたエドワルドは美しい黒髪の少女のことをふと思い出し、気がつけば船へと瞬間移動を行っていた 突然の攻撃でひどいパニックを起こす船内 その中からなんとかサクラを見つけ出すことに成功したエドワルドだったが、彼女の前には彼女の父親が船内の瓦礫の下敷きになり苦しんでいた 必死に助け出そうとするが、動く気配のない瓦礫 両手を血まみれにしながら助け出そうとするサクラ すると、瀕死の父親がエドワルドへ声をかけた 娘と生きてくれ 彼にだけ聞こえた その顔は血にまみれ、泣いていた サクラを見た 泣きながら瓦礫をどかそうとしていた 船の寿命はあとどれぐらいか エドワルドは決断した サクラを抱きしめると、意識を集中し、アルタイルへ瞬間移動を行った エドワルドが住む城の近くの丘に2人はいた 瞬間移動は成功したが、2人での移動は身体への負荷が想像以上に重かった ついた瞬間にエドワルドはその場へ倒れ込んだ 意識が朦朧とし、焦点が定まらず、そのまま意識を失ってしまった 突然のことで混乱しているサクラは、ただただ呆然と辺りを見回していた その時遥か上空で眩い光が起きた サクラが上を見上げると、何かの爆発と、破片が大気圏に入り燃えて地上に降り注ぐ様が見えた まだ自分の置かれた状況は理解出来ていなかったが、さっきまで自分がいた船が爆発したのだと瞬間悟った 大切な物も、大切な人も、全て失ったことだけは分かってしまった 、、あ、、、 サクラの意識はそこで途絶えた
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