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ぼそっと聞こえた声。恐る恐る目を開けるとそこにはさっきまで住民避難をしていたはずのさっちゃんせんぱいがいた。槍でカイドの腕を突き刺している。
「大丈夫、怖くない、安心して?」
珍しくまじめな雰囲気をだすさっちゃんせんぱい。そこにほかのみんなが駆けつけてくれた。
その後ははんちょーたちの活躍によってカイドは倒された。
世界警備隊に帰ってきてから、私がはじの方でカイドのことを思い出して震えていると、はんちょーたちが私の方に来て突然頭を下げた。
「鳳、さっきはすまなかった。カイドとの闘いが危険なことを知っていたのにそばにいてやれなかった。」
「私もそばにいなくてはいけなかったのに離れてしまってごめんなさい」
「ごめんなさいですぅ」
「すまん」
それぞれ謝ってくれて少し心が安心した。
「まったく、みんな駄目だな~、俺がいなかったらどうなってたと思ってるの?舞ちゃんもだよ自分の身くらい守れないなら誰かのそばにいろよ~。ま、それが俺だったらうれしいけどね~」
さっきのまじめな雰囲気はもうなくおちゃらけた感じに戻っていた。
さっちゃんせんぱいにお礼言わなきゃ
「あのさっちゃ・・・中川せんぱい」
「ちょっとまって俺心の中でなんて言われてんの~?」
「へ?さっちゃんせんぱいって呼んでます。」
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