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「まいちゃんは知らないと思いますけど、神楽くんは気に食わないことがあると人間にも襲い掛かるし、縁くんはそれ見ても止めないどころか一人で勝手に行動しちゃうし・・・」
うわっ超問題児じゃん。
「しかし、そいつらしかいないんだからな。いい、行って来い。ちゃんと三人で行動しろよ」
「はぁ~い」
「(コクッ)」
街に出てきた私たち三人。
さっきの話を聞いた感じだと心配なメンバーだな・・・。
するとさっそく神楽くんが周りをきょろきょろし始めた
「おっあの綺麗なお姉さんに聞いてみるですぅ。」
と言って走って行ってしまった。
「すみませんですぅ。」
「あら、なにかしら?」
「少し聞きたいことがあるんですけどぉ、最近ここらへんで何か変わったことは起きませんでしたか?」
「さぁ、私は何も知らないわよ」
「そうですか、ありがとうございますぅ」
その人は微笑んで去っていった。
「縁、舞、あの人追うですよぉ。」
「えっなんでですか?ほかの聞き込みは?」
「あの人多分カイドです、僕の勘ですけど。ね、縁」
縁せんぱいの方を振り返ったが、いなかった。
「ありゃ?また勝手にどっかいっちゃいましたね、まぁいいです。よくあることですしぃ。
じゃあ舞、二人で追いましょうか」
「は、はぁ」
私たちはその人をずっとつけていた。それはもう夜中まで・・・。
今は夜中の二時、お姉さん、絶賛ピンチ!!
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