4人が本棚に入れています
本棚に追加
ニヤッとした目で私を見た。背筋が凍るような感覚を覚えた。
「逃がしませんよぉ」
「イイエ、サヨウナラ。カワイイオジョウサンタチ」
カイドはあっという間に溶け、下水道に入り込み、逃げて行った。
「・・・逃げられちゃいましたぁ、玲に怒られちゃう」
こ、怖かったぁ。カイドを見るとやっぱり昔のことを思い出してしまう。
こんなんじゃだめだ!!私はもう世界警備隊、一人じゃないんだから。
世界警備隊に戻ってきた私と神楽せんぱい。
もちろんこっぴどくはんちょーに怒られた。
カイドを見つけたならなぜ連絡しないのかとか、こんな時間まで連絡なしにうろうろするなとか
はんちょーは私たちのお母さんかいな。
その日の夜・・・・・縁せんぱいが帰ってくることはなかった。
最初のコメントを投稿しよう!