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人は見かけによらないとはこういう時に使うのだろうか。ちょっと違う気もするけど。
なんか皐月せんぱいっていうより、さっちゃんせんぱいって呼びたくなるような人だな。
心の中ではがっつりさっちゃんと呼ぼうっと。
びみょーな顔をしている私を見かねてかはんちょーが言ってくれた。
「皐月、ナンパならよそでやれ」
うんうん、その通りだね。
「はいはい。仕方ないな~、今日はあきらめるよ。」
「あの、もう僕らも自己紹介してもいいですぅ?」
背が低くとってもかわいい男の子が前に出てきた。
「あっごめんごめん、ついついかわいい子だったから話し込んじゃったよ。」
「いいですよ。えっと、僕は霧崎神楽(きりさき かぐら)です。斧を使って戦うです。
仲良くしてくださいですぅ。」
ふにゃりと笑う男の子、あんな小さい体で斧なんか使えるんかな~?
「ほらほら縁も早く言うですよ。」
そういって後ろで黙っていた最後の一人に声をかけた。
「焔縁(ほむら えにし)。」
・・・・・
え?終わり?ついきょとんとした顔をしてしまった。でも仕方ないでしょ、名前だけってあんまりじゃない?せめてよろしくくらい言ってよ!!
「もぉ~縁は人見知りですねぇ、代わりに僕が教えといてあげるです。縁は短剣使いで、
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