第22話 鎖って意外と冷たいんだ

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「なんでお前に恋愛相談をしなきゃいけないんだ。少し昔話をしよう。それと、俺たちカイドのことをもっとしってもらう」 「昔話ー?むかしむかしおばあさんがとかそういうやつじゃないんだよね。いいよ?話聞いたげるからさ・・・お願い聞いてくれる?」 「・・・いいだろう。なんでも言え」 「トイレ行かせてください」 トイレに連れてってもらった後、鎖は付いてるけど牢屋からは出してくれた。 「ここどこ?」 でも、その後も全然知らない場所だわ。ベッドと机に本がたくさんある部屋。 「ここは俺の部屋だ。じろじろ見るな。その辺に座ってろ」 夏目の部屋なんかーい。本以外ほんっとに何にもないやん。 「それで・・・」 夏目は昔話を始めた。こんな過去があるとは世界警備隊の人は思いもしないだろう。
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