第26話 皐月のことが信じられない

2/3
前へ
/85ページ
次へ
「だーかーらー、ずっと中川皐月って言ってるでしょ!!!」 「だからそれは偽名で」 「違うよ!!!俺の本名は中川皐月なの!親からもらった大切な名前変えるわけないでしょ!!俺、姿は何度も変えたけどそれでも、名前だけは変えたことない!」 「そうか、お前は中川皐月、それが本名なんだな。ならばよかった」 「よし、舞、外の様子を見にいこう」 「そうだね!今はみんなの様子を見に行かなきゃダね」 私と夏目は部屋を出て行った。 「な・・んで、なんでそんなに信じられるの?」 「俺はずっとだましてたんだよ?夏目のお父さんを殺したのは俺なんだよ?」 「もっと俺を恨んでよ!嫌ってよ!ころ・・・してよ」 ツライツライツライツライ ヒトリハツライヨ、コワイヨ、タスケテヨ・・・・・。 ・・・・・・・・。 「はぁ~、さてこんなこと考えるのは俺らしくないよね~。夏目はそっち側につくんだ。だったらお父さんと同じく殺してあげる」 俺も外に向かった。     
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加